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院長挨拶

病院長 高木 洋行




病院長 高木 洋行






   松本市立病院のホームページを閲覧いただき有難うございます。職員を代表してご挨拶申し上げます。
当院は2012年4月1日をもって病院名称を「松本市立病院」に変更しました。名称変更には二つの大きな願いを込めてあります。一つはより広く地域の病院でありたいという思いです。それまでも、波田地区に限らず多くの松本市民の方に病院を利用していただいてきましたが、それは患者さんに限りません。年間約1,000台の救急車は、市街地からも上高地からも搬送されてきます。お産も年間500件余りありますが、広く松本平全域の新しい命がここで誕生しています。これからも、より広い地域の皆さんに、自分達の病院としてより一層病院を利用していただきたいと願っています。もう一つの願いは、この病院を支えてくれる若者たちにこの病院を覚えてほしいという思いです。病院は医師、看護師に限らぬ多くの専門職群団ともいえます。自分達の病院を自分達で支え守ろうと、志を同じにする若人たちにたくさん集まってきてほしいと願っています。
  病院は一貫して「患者さんに寄り添う医療」を理念に掲げてまいりました。その姿勢は今後も変わることなく、地域の皆様が健やかで心穏やかでいられることのお手伝いを職員一同させていただきたいと思います。1948年開院の波田病院は、1985年に現在地に移転新築され名前も波田総合病院となりました。1997年に増改築がなされ現在の規模となっています。2010年3月には波田町が松本市に吸収合併されたことに伴い松本市立の病院となりました。ハード・ソフトの変遷に伴い、MRI/CTなどの大型医療機械も最新のものに更新を重ねてきました。その結果、松本西部地区を中心とした地域医療と二次救急を担える病院に成長してきました。また、当院は産婦人科小児科に複数の常勤医を有する貴重な病院で、内科外科系各科のスペシャリストとともにバランスのとれた診療体制をとることができます。この体制が研修医にも支持され、新たな人材確保に繋がっています。
  さらに、当院は新病院の移転改築という大きなプロジェクトが始まっています。当院は建物の老朽化と狭隘化という現実に直面しながら、かつ2025年問題に象徴される病院機能の見直しが求められてきました。これらを受けグランドプランと称し新松本市立病院へのロードマップを描いてきました。2013年度には病院の基本方針を改定し、病院も少しずつ様変わりしながら、2014年度にはDPC算定病院となり回復期リハビリ病棟を開始しました。2015年度は、病院の現状を改めて基本調査し院内に将来構想研究委員会を立ち上げてきました。そしてここに「松本市立病院整備のあり方に関する将来構想」をまとめることができました。主旨は、予定地を松本市西部地区として移転改築による新病院の建設に向けて準備を進める、というものであります。今後は将来構想へのパブリックコメントを募り基本計画の策定がはじまります。
  病院のキャッチコピーは「笑顔あふれる優しい病院」です。通常病院というと、喜びもありますが、どちらかというと悲しみや辛さなどのマイナスなイメージが付きまといます。だからこそ笑顔の力でそれを払拭したいという思いを込めました。このキャッチコピーが決まった時、すぐに思い出された曲があります。チャップリンのモダン・タイムスの主題歌の《smile(スマイル:微笑み)》であります。「smile(微笑んで)、たとえ君の心が痛んでも、・・・悲しいことも乗り越え微笑むなら、明日には君のために輝く太陽をみるだろう・・・」と勇気づけてくれています。一方、優しさも奥の深い言葉です。やはり優しさと言えば思い付く、自分が大好きな言葉があります。Raymond Chandler著のハードボイルド小説に出てくる台詞ですが、「人は強くなければ生きていけない、しかし優しくなければ生きていく価値がない」です。病院にも優しさと強さの絶妙なバランスが求められていると思います。
  明確な目的と目標を打ち出し常にフィードバックしていく姿勢と職員個々が松本市立病院自体を愛し地域住民のみなさんを慈しむ「ケアの本質」を常に感じていることが重要だと思っています。これからも松本市立病院をよろしくお願いいたします。

                                                                                                                   平成28年3月1日

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